体力要素
体力は、筋力、スピード、パワー、敏捷性、柔軟性、持久力などさまざまな要素で構成されています。
行動を起こす能力
筋力: 重いものを持ち上げる、強い力で引っ張る
スピード: 速いスピードで走る、手の振り、足の振りの速さ
パワー: 瞬間的に力を出す=ジャンプする、重いものを投げる
行動を調節する能力
敏捷性: 刺激に素早く反応する、素早く動く
柔軟性: 身体の柔らかさ、筋肉の伸び、関節可動域
バランス:静止姿勢の安定、不安定姿勢の対応
行動を継続する能力
全身持久力: 長時間運動を持続する(呼吸器循環)
筋持久力: 長時間のぶら下がりに耐えるなど
発育期では各要素をバランスよく高めていくのが望ましい。
成人でも健康維持のためには体力を要素ごとに見てバランスよく鍛えていくことが望ましいですがスポーツを行う場合は競技特性によって極端にならない範囲で要素間のバランスが崩れていてもよいと個人的には思います。
一般のレベルならすべての体力要素において高い水準にあるのは必要なことでもありますが
トップアスリート同士の比較ではすべてにおいて高いということは考えにくいです。
短距離走者のようにパワーに優れた選手は短い時間で力を発揮する身体になっているので、アスリート水準でみて持久力が高いとはいえないです。
逆に長距離走者は持久性は優れていますが、パワーが優れているとは思えません。
このように競技によって体力要素に偏りがあるのは当然であり、無理に要素間のバランスを取ろうとすれば競技能力が下がる可能性は大いにあります。
種目に必要な要素を高めるトレーニングを行うことが重要である。
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