心肺機能
心肺機能とは
「筋肉に酸素を送り込む機能」
といえます。
この能力が全身の持久力、スタミナを決定づける大きな要因になります。
心肺機能の評価方法は最大酸素摂取量の測定が代表的です。
最大酸素摂取量は、、
・体内に酸素を取り込む肺の働き
・血液を全身に送る心臓の働き
・心臓から送られた血液から酸素を取り込む筋肉の働き
上記の3つによって決定されるため筋肉にどれだけの酸素を送り込まれるかでスタミナが決まります。
肺、心臓、筋肉の3つの中で心肺機能の最も大きいポイントとなるのは心臓の働きです。
心肺機能 = 血液を循環させる機能
だけではありませんが、そのまま心臓の機能と言い換えることができるでしょう。
心臓の機能が高まると1回の拍動で送り出す血液の量(一回拍出量)が増え、より多くの酸素を筋肉に届けることができます。
スポーツで鍛えられて血液循環の働きが強化された心臓がスポーツ心臓です。
スポーツ心臓は血液を送りだす機能が高まっただけでなく、心臓の筋肉に厚みが増したり、質量が大きくなるなど、やや形状の変化もみられます。
鍛えられたマラソン選手は安静状態の心拍が1分間に30前後と言われています。
この場合、心拍数が少ないことは異常ではなく、心臓の機能が高まった証拠です。
ちなみに食事の直後に激しい運動をしない方がいいのは筋肉へ流される血液の量が減るためです。食事後は消化活動を行うため、身体が胃の働きを高めるため血液が胃に集まります。
その結果、全身の筋肉に血液が行き渡らなくなり筋肉の機能が低下してしまうからです。
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