筋力、筋持久力
筋力とは、握力や背筋力など筋肉が出せる力の大きさを示します。
筋持久力とは筋肉が長い時間を持続できる力、すなわち筋肉のスタミナを示します。
筋肉には、、
瞬発的な運動で使用される速筋繊維
持久的な運動で使用される遅筋繊維
があります。
身体の各部分の筋肉にはこの両方の筋繊維が混ざっており、速筋繊維はグリコーゲンを使って筋力を発揮し、遅筋繊維は酸素を使って筋持久力を発揮します。
スポーツの種目ごとに速筋繊維と遅筋繊維の必要性を見ると、、
短距離やウェイトリフティングは速筋繊維
マラソンやトライアスロンなどの競技は遅筋繊維
ラグビーや格闘技など瞬発力、持久力の両方を必要とする競技では速筋繊維、遅筋繊維の両方が重要になってきます。
速筋と遅筋の割合には個人差があります。
筋肉が発達しやすい人や、長距離の持久走が苦手な人は速筋の割合が多いタイプで、短距離走のタイムが伸びにくい人は遅筋の割合が多いタイプの可能性があります。
筋繊維の割合を努力で変えることは困難ですが、トレーニングによって筋繊維を太くすることは可能です。
高強度の筋力トレーニングを行うと速筋繊維の筋繊維を太くすることが可能となり筋肥大につながります。
一方筋持久力は筋肉に流れる血液や酸素の量によって決まります。
筋持久力の向上には長時間の運動を続けたり、インターバルトレーニングなどを行うことにより筋肉の毛細血管の数を増やすことが重要になってきます。
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